再生可能エネルギーとしては現在太陽光発電が多く知られているのだ。日本ではただ海外の情報の一部を知った段階で政治家も話を持ち出し、自ら作り出すことをせずこれをとり入れることばかり行うクセがついている。これでは1つこけたらみなこけるわけだ。日本の再生エネルギーはここに来てある理由で失速しているとされている。
2005年までは発電量や導入率もかなりのところまで行っていたが、この年を境に補助金が打ち切られてしまったためドイツに先を越されることになってしまったのだ。
ドイツは原子力発電も縮小の方針を出していて、そうかといって大きな河川も少ないために水力発電は期待できないといわれているのだ。
そこから風力発電にも着手したがこれが2004年に水力発電を上回り、2007年にはバイオマス発電にも着手しこれも水力発電を追い越すことになった。従って再生可能エネルギーはその後約30%までに躍進して来ているのだ。
2004年に20年間発電した電力の全量をコストの約3倍の価格で買い取る制度を確立したためにソーラーパネルの需要も伸び安定に結び付いたといわれているのだ。10年で投資分は十分に回収できるとされたが問題も発生しているようだ。
我国では2014年に九州電力が新規に設置した太陽光発電から電力の購入契約を打ち切ると発表し、他の電力会社もそれに倣った。
2011年には東日本大震災が発生し、原子力に代わるエネルギー源を探したが見いだせない状況になっている。
国内で太陽光発電が進展しない理由としてこの設置には技術革新と場所の確保が必須で、原発1基あたり100倍の土地が必要と言われている。従って個人住宅の屋根に取り付けるだけでは当然面積的に賄うことができなくて費用ばかりがかかってお終いということになる。
中古住宅の屋根に取り付けるには仮説足場や屋根の補修に結び付くことも多く、当然設置工事は期待できない。1平米当たり発電できる電力量はLAの約半分とされている。従ってビジネスとしての太陽光発電は成り立たず失速するのは当たり前でこれ以上勧めるのは無理とされている。
こんなことは各個人住宅でなく空地を利用したメガソーラーやギガソーラーでないと追い付かないという予想は最初から立っていた。今になって気づいたとは遅すぎる。
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