サラリーマンこそ副業を始めるべき?その理由やおすすめの副業は?

景気の悪化や給料の変化、物価の上昇によって将来的な不安を感じることはありませんか?

景気は上昇傾向だと言われていても、それを感じなければ将来に不安を抱いてしまうのは至極当然のことです。

収入を増やしたいと考えている方だけでなく、将来に不安を感じるサラリーマンこそ、この機会に副業を検討してみましょう。

サラリーマンにおすすめの副業や副業をする理由についてご紹介します。

副業を検討している方はぜひ参考にしてみてください。


■サラリーマンこそ副業を始めた方が良い理由

近年、景気や将来性を見越してサラリーマンこそ副業を始めるべきだと勧めることがありますが、サラリーマンの副業にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

また、なぜ副業を始めた方が良いと言われているのでしょうか?

・年金額の低下

年金には国民年金と厚生年金があり、サラリーマンの場合は厚生年金に加入しているため、国民年金に上乗せした状態で支給されます。

厚生年金の保険料は年額0.354%アップしていて、この10年以上で給料の5%近い増額となります。

厚生年金の保険料だけでも4,000万円~6,000万円程の金額を将来納めている計算になりますが、その一方で受給額は年々減少傾向にあり、この10年間で2万円近い減額となっています。

今後少子化が進むことでさらなる減額が予測でき、40年間年金を納めていても10万円程度の支給になる可能性があります。

実際に厚生労働省の試算でも所得代替率の低下は予測されており、2050年の時点で年金受給額は2014年と比べると約20%(金額では年間約40万円程度)減少する可能性があり、高齢者の預金がゼロになる時代もそう遠くはないとされています。

また、平均寿命が延びたことにより、少ない年金の中で上手に生活していかなければならないことは確実だと言えるでしょう。

・税金の増加

厚生年金の保険料の増加に引き続き、税金も増加していきます。

税金といっても様々なものがあり、それぞれの税金によって使い方も変わってきます。

国も地方自治体も税金によって安定したサービスを行っているため、税金がなくなれば今と同じような快適な生活を送れなくなる可能性が高いでしょう。

今後少子高齢化が進んでいくと、今と同じような公共サービスの維持存続ができない可能性が高くなります。

今と同じような快適でより良い生活を維持するためには、様々な税金を増加させるしか方法がないということです。

・給与の据え置き

世間的には景気は上昇していると言われていますが、実際に給与が上がったと感じているサラリーマンは少ないようです。

国税庁の統計調査では、2012年から企業の給与は上昇傾向にあるものの、2017年~2018年にかけては平均で2%程度となっているので、大きく上昇したとは言い難いでしょう。

世界的な金融危機となったリーマンショックで、一気に企業の給与は低下してしまいました。

しかし、現在は少しずつリーマンショック前の平均給与に近付いてきているものの、それ以上の大幅な上昇を期待するのは難しい状態です。

・将来的なスキルアップ

サラリーマンとして働いていると、自分自身の働いている業界に関しては詳しくなっていくため社内でのスキルアップは可能ですが、それ以外のスキルを身に付ける機会はあまりありません。

副業を行うと、本職のサラリーマンでは習得できなかったスキルを身に付けられたり、新たな知識も得られたりするため将来的なスキルアップが期待できます。

これらのスキルを身に付けて生かせれば、今後新たな業界でも役立つことは確実でしょう。

また、副業が本業に良い刺激になることもあり、そこから給与アップや昇格につながる可能性もあります。

・健康を維持するため

仕事以外の副業で、大きな刺激を得るとそれが心身の健康につながっていく可能性が高くなります。

実際に40代の女性に行ったアンケートでは、「家族以外の自分の居場所を見つけられた」「自分の成長を感じた」「誰かに感謝された」などの気持ちを働くことで得られたと回答していて、これらが健康的な心や体の維持に関係してくると言われています。

本職の仕事ではなく、副業だからこそ気負うことなくお金を稼げるため、これらが本職の仕事では感じられなかったものとして、健康維持に有効とされています。

また、自分の能力に合ったものを自分で選べるため、自分自身の都合でできるだけでなく、定年後も続けられるものを選べば将来安定した生活が送れるでしょう。


■サラリーマンの副業で知っておきたい基礎知識

サラリーマンで副業をする場合、いくつか知っておきたいことがあります。

これらを確認してから副業に取り組んでみましょう。

・会社の就業規則を確認

サラリーマンとして働く場合、会社の就業規則を確認してみましょう。

中には会社の許可なく副業できない場合や、副業そのものを禁止するところもあります。

就業規則に違反すると懲戒処分になってしまう恐れもあるので、事前に確認してから行いましょう。

・副業できない職種を確認

サラリーマンで副業自体を禁止している場合もあれば、職種によっては許可となる場合もあります。

副業になるものが会社の就業規則にない場合、趣味の延長として許可が出ているのだと考えてしてみましょう。

副業できない職種を確認し、もし該当しなければ本職に影響がでない程度に副業を楽しみましょう。

・副業で稼げるラインは20万円

サラリーマンの副業でボーダーラインとなるのは「20万円」です。

この20万円とは、副業においての収入額が20万円なら確定申告しなくても良いため、副業が会社に知られることはありませんが、20万円以上であれば確定申告をする必要があります。

必要経費を差し引いての収入が20万円以上の場合は、税務署で確定申告を行う必要があるので、2月16日~3月15日の間に税務署で確定申告をしましょう。

副業の範囲を決めるためにも、この20万円がボーダーラインとなるでしょう。

・副業で節税対策が可能

サラリーマンは会社で年末に税金の調整を行います。

住宅ローン控除や寄付金控除、医療費控除などが還付申請によって申請可能ですが、副業でも節税対策ができるようになっています。

サラリーマンが個人事業主となって、経費などが収入より上回ってしまった場合、赤字申請で税金還付が受け取れます。

副業が最初から起動に乗らなくても赤字申請で節税対策ができるので、将来的に副業を安定させたいと考えているなら、この機会に副業を始めてみてはいかがでしょうか?


■サラリーマンでも始めやすい副業の種類

サラリーマンでも始めやすい副業はいくつかあります。

始めやすい副業にはどんなものが挙げられるのか、ご紹介しましょう。

・プログラミング

本業でシステム開発を行っている方や、趣味でプログラミングなどを行う方におすすめの副業です。

平日は仕事でできないという方でも、平日の夜や週末を副業の時間に使うことができて、自分自身のスキルアップにもつなげられるのでおすすめです。

開発方法や書き方は企業によって差は出ますが、これらをクリアしていくと大きな経験にもなるでしょう。

これで新たな人脈ができれば将来的な縁にもなり、起業を目指すことも可能です。

収入面や安定性もあるので、サラリーマンの副業には最適でしょう。

・WEBデザイナー

HTML、CSS、JavaScriptなどの知識を持っている方や、趣味でWEBデザインを作ることが好きな方は、副業にWEBデザイナーを選んでみましょう。

ただデザインするだけでなく、HTMLなどを書いてサイトの構築をするため、専門性が高くてスキルアップにもつながっていきます。

デザインセンスも磨く勉強にもなるので、本職が関連している場合は副業で勉強して稼ぐことも有効でしょう。

・観光ガイド

最近、訪日外国人が増えている一方で、地域を案内できる観光ガイドが足りない状態となっています。

自分の住んでいる地域に外国人が訪れた場合、その地域の良さを伝えられると嬉しさを感じるだけでなく達成感も同時に味わえるでしょう。

また自分自身の語学力やスキルアップのためにも出来るので、積極的に行ってみましょう。

・代行業

これまでは代行業というと家事代行などがメインとなっていましたが、現在は様々な代行業があります。

最近ではネットショップの需要増加による出品代行や、高齢で遠方の親族が出来ない墓参り代行、買い物弱者から買出し依頼を受ける買い物代行などがあり、アイデアによってはこれまで無かった代行業を開業できる可能性もあります。

・飲食業

食品関連の副業だと、休日の短時間を利用した飲食業のアルバイトでしょう。

短時間のアルバイトとして勤務すれば良いだけなので、特に面倒なこともありません。

他にも自分自身でキッチンカーをオープンさせるなどして、時間限定で開業するのも良いでしょう。


■サラリーマンの副業で始めるなら「再生可能エネルギー投資」がおすすめ!

これまで紹介してきた副業は自分で動く副業となりますが、そのままでも収入を得られる副業として、再生エネルギー投資というものがあります。

太陽光や風力、水力やバイオマスなど自然のエネルギー源を継続的に利用して、資源を繰り返し使える優れたエネルギーに投資することです。

東日本大震災以降、再生可能エネルギーへの期待が高まっていき、その普及を加速させるべくしてこれらの再生可能エネルギーによって作られた電力を固定価格で買い取ることも義務付けられました。

これによって、電気の買取り価格は安定したものとなり、投資によって長期的な資産を得られるという仕組みになります。

再生可能エネルギーの初期にかかる費用が大きいかもしれませんが、国の固定価格買取 り制度によって長期的に利益が出るようになっているので、投資にかかった費用を短時間で回収でき、そこから利益にもつながっていきます。

将来の年金生活に不安を感じている方や、不安定な副業ではなく安定した副業をしたい方、自分で活動するのではなく常に一定に収入を得たいと考えている方は、これらの副業の中でも再生可能エネルギーを選んでみましょう。

また、土地を持っていても有効活用できていないという方も、この機会に再生可能エネルギーという方法で土地を活かしてみましょう。





投資会社の実態に迫る-元証券マンのブログ-

数多くの投資会社があるなか、元証券マンである私の目線から今注目すべき、投資会社の実態を調査していきます。また最近流行っている太陽光発電事業や仮想通貨関連の小話も一緒に出来ればと思います。