RSアセットマネジメントの実績は?他の会社と比べてみました!

皆さんは、RSアセットマネジメントという会社をご存じでしょうか?

RSアセットマネジメント株式会社は、太陽光発電投資という太陽光発電によって得た電気を売って資産運用していく事業を行っています。

しかし事業内容や実績について知らないという方は多いでしょう。

また、競合他社と比較した内容を知りたいという方も多いはずです。

そこで今回は、RSアセットマネジメントの実績を競合他社と比較してみたのでご紹介します。

RSアセットマネジメントの実績を知りたいという方は、ぜひ目を通してみてください。


■RSアセットマネジメントの事業はどんなことをしているのか?

まずはRSアセットマネジメントが行っている事業について詳しくご紹介していきます。


アレンジメント事業

RSアセットマネジメントでは、アレンジメント事業の一環としてファンドストラクチャー構築業務と運営管理業務を行っています。

RSアセットマネジメントは、「安全かつ安定した電力供給への貢献」という理念に沿ったスキーム構築を目指しています。

ファンドストラクチャー業務とは、太陽光発電投資のことです。

太陽光発電投資を電力会社との買い取り制度を利用することで、他の投資事業のような流動性リスクを考慮せず収益の安定性を重視した投資事業を実現しました。

運営管理業務では、特別目的会社による資金運用状況や設備メンテナンス状況をスムーズに提供しています。

レポーティングを行うことで、状況把握をスムーズに行えるのです。


インベンストメント事業

インベンストメント事業では、太陽光発電設備を持っている特別目的会社に対して匿名組合出資というシステムを利用することで、売電収入の安定性を考慮した収益確保を目指しています。

RSアセットマネジメントが行う投資は、匿名組合出資による投資のため、リスクは出資持分に限定されているので、ローリスクで投資が可能です。

インベンストメント事業の分野は、大きく分けて再生可能エネルギー発電と市場調査などに分かれます。

再生可能エネルギー発電と、市場調査や海外環境ビジネスについて見ていきましょう。


【再生可能エネルギー】

再生可能エネルギーとは、太陽光発電、バイオマス発電、風力発電、地熱発電、水力発電の5つの自然エネルギーを使った発電システムです。

この発電システムは、地球環境をクリーンにするために国連が定めたSDGsの取り組みでも注目されています。

RSアセットマネジメントは、エネルギーをみんなにそしてクリーンにという項目と気候変動に具体的な対策をという項目に力を注いでいます。


【市場調査・海外環境ビジネス】

市場調査に関しては、高い専門性や豊富な実績に基づき、ノウハウや情報を最大限活用して、新しいビジネスを構築しています。

海外環境ビジネスに関しては、環境問題対策が求められているアジア各国において、再生可能エネルギーを中心とした環境事業展開を行っています。



■RSアセットマネジメントが行っている太陽光発電投資とは?

そもそもRSアセットマネジメントが行っている太陽光発電投資とは、どのような仕組みで回っているのでしょうか?

ここでは、太陽光発電の投資の仕組みやメリットとデメリットについてご紹介します。


太陽光発電投資の仕組み

一般的な投資として有名なものが不動産投資ですが、太陽光発電投資は発電した電気を電力会社に売却して利益を得ています。

電気の売却価格は国が定めた固定価格買取制度によって一定の価格で買い取ってもらえます。

固定価格買取制度とは、再生可能エネルギーによって発電した電気を電力会社が一定の価格で買い取り続けることを義務付けた制度です。

この制度のおかげで安定した収益を確保できます。


土地付き太陽光発電投資のメリットとデメリット

RSアセットマネジメントも土地付き太陽光発電投資を行っています。

この土地付き太陽光発電投資には、メリットとデメリットがあります。

ここでは、そのメリットとデメリットについてご紹介しましょう。


【メリット】

・流動性リスクがない

不動産投資のような一般的な投資は、空室があったり家賃滞納が発生したりします。

しかし再生可能エネルギーの場合は、固定価格買取制度があるため、流動性リスクがないのです。


・収益予測が立てやすい

太陽光発電設備を設置するエリアの平均日射量などを過去のデータから予測できるので、収益の予測も立てやすいです。

ただ、太陽光に関しては天候に左右されやすいため思った通りの発電量が確保できない場合があるので注意しましょう。


【デメリット】

・メンテナンスコストがかかる

太陽光発電のメンテナンスは手間が掛かりませんが、メンテナンスを外部に依頼する場合は莫大なコストがかかります。

さらに太陽光パネルには寿命があり、一定期間が経過すると交換が必要です。

メンテナンスコストが大きくかかってしまう点は、デメリットと言えるでしょう。


RSアセットマネジメントはなぜ低コストで行えるのか?

RSアセットマネジメントは、なぜ低コストで運営していけるのでしょうか?

それは、特別目的会社に全てを委託しているからと考えられます。

RSアセットマネジメントの太陽光発電投資は、土地の選定から設備の設置、メンテナンスまでを提携会社に委託しています。

そのため、効率的な発電設備の取得にかかる初期コストを抑えて、継続的な資産管理コストを軽減させられるのです。

また、特別目的会社による事業は、金融企業からノンリコースローンで借り入れができる案件のみを投資対象としています。

これを天秤にかけることで、投資リターンの向上が図れるのです。



■RSアセットマネジメントの実績は?

RSアセットマネジメントは、現在の段階では全国で80箇所を超える実績を持っています。

なぜ全国各地に太陽光発電設備があるのかというと、災害を受けた際に全ての電力供給停止を防ぐためでしょう。

太陽光発電だけで、80箇所を超えているので成長が非常に速いと分かります。

なお、バイオマスと風力も準備中となっている案件があることから、近いうちに太陽光だけでなく、バイオマスも風力発電も行われる予定です。

また、合計容量に関しても、太陽光発電だけで約400MWを超えているのです。

ここでは、地方ごとによって供給電力を見ていきましょう。


・北海道東北地方

北海道・東北地方には、太陽光発電設備で10箇所以上存在し、その合計容量は110MWを超えています。

北海道・東北地方で多い案件は、福島と宮城です。

施工準備中の案件があることから、これからの容量数と設置箇所に期待が持てそうです。


・関東地方

関東地方では、設置箇所が30箇所以上も存在し、合計容量は160MWを超えているのです。

その理由として、産業施設が多く立ち並んでいるからと考えられます。

RSアセットマネジメントは電力会社から電力を買い取ってもらった後、その電力は産業施設に使われています。

産業施設が多くある首都圏だからこそ、容量数が多いのだと考えられるのです。

関東地方では太陽光発電のみならず、バイオマスの施工準備も進められています。

今後のバイオマス発電設備にも期待が持てるでしょう。


・中部北陸地方

中部北陸地方の設置箇所は10箇所以上で、合計容量が50MWを超えています。

中部と北陸地方は山がたくさんあるため、施工を準備するのも大変なのでしょう。

そのためか、案件数は他の地方よりも少ない傾向です。

しかし太陽光発電だけでなく、風力発電の施工が準備中とされているため今後の新しい再生可能エネルギーの発展が期待できます。


・近畿中国四国地方

近畿・中国・四国地方では、案件数が15箇所を超えており容量数も90MWを超えるなど急激な成長を見せています。

施工準備中の案件もあることから、今後も更なる飛躍が期待できます。

近畿や中国地方などは、未だ新しい再生可能エネルギー事業はありません。

しかし案件数が増えてきているため、今後の成長に期待が持てそうです。


・九州地方

九州地方も近畿と同様に、案件数が15箇所を超えています。

容量数は32MWを超えていますが、他の地方と比べると少ないです。

その理由として、施工面積が狭いことが挙げられます。

施工面積が広くても大分の案件で約81平方メートルです。

そのため、容量数が他の地方よりも最も少ないのでしょう。

しかし現在施工中の案件では、約235平方メートルもあるので容量数にも期待が持てます。



■競合他社の実績は?

RSアセットマネジメントの競合他社についても見ていきましょう。


リニューアブルジャパン

リニューアブルジャパンは、RSアセットマネジメントと同じく全国的に発電所の数を展開しています。

全国の発電所の数は50箇所以上と、RSアセットマネジメントより少ないです。

RSアセットマネジメントは関東に発電所が集中していますが、リニューアブルジャパンは東北や北海道地方に発電所が集中しています。

この理由としては、東北や北海道には広大な土地があるからと言えるでしょう。

合計容量数は公開されていませんが、広大な土地がある東北地方を中心に事業を展開している様子から、大きな容量数があると考えられます。


タカラレーベン

タカラレーベンは不動産の会社ですが、発電所事業も行っています。

RSアセットマネジメントと同様に、太陽光が主となっています。

全国で稼働している発電所の数は45箇所以上となっていて、合計容量が約125MWです。

発電所の数と合計容量共に、リニューアブルジャパン、RSアセットマネジメントと比べると少ない印象です。

タカラレーベンも全国的に発電所数はありますが、ほとんどが関東地方に集中している点が合計容量数の少ない原因と考えられます。

RSアセットマネジメントと競合他社との実績を比較してきました。

RSアセットマネジメントは、競合他社と比較すると成長が早いと分かります。

発電所の数も徐々にではありますが、施工準備が進められており、今後も期待が持てる会社と言っても過言ではないでしょう。

投資会社の実態に迫る-元証券マンのブログ-

数多くの投資会社があるなか、元証券マンである私の目線から今注目すべき、投資会社の実態を調査していきます。また最近流行っている太陽光発電事業や仮想通貨関連の小話も一緒に出来ればと思います。