アール・エス・アセットマネジメントの公式ホームページには、アレンジメント事業やインベストメント事業など、この会社が行っているさまざまな事業についての説明がなされている。その中で、初心者にとって特にわかりにくいのがファンドストラクチャー構築業務だ。ファンドストラクチャー構築業務は、金融の投資ファンドや不動産投資信託などの分野ではよく耳にするキーワードであるが、太陽光発電やバイナリー発電、バイオマス発電などの新エネルギーに関する分野では、初めて耳にするという人も多いだろう。
そこで、アール・エス・アセットマネジメントの得意分野である太陽光発電投資におけるファンドストラクチャー構築について考えてみよう。太陽光発電を活用した投資スキームには、たくさんの利害関係者が関わっている。土地の所有者や太陽光発電設備の建設を担当する建設会社、発電用資材を提供する資材会社などたくさんの企業や個人が協力してプロジェクトを進めているのだ。この他にも資金を融資する銀行・投資銀行やプロジェクトを統括する特別目的会社など数え始めるときりがない。
太陽光発電投資プロジェクトを始めるには、まず最初に誰かが中心となって、どの「銀行から融資を受けると利益を最大化できるか」、あるいは「どの建設会社に工事を委託するとコストを削減できるのか」といった観点から、プロジェクトの設計図を描かなくてはならない。この設計図を描く作業のことをファンドストラクチャー構築業務と言う。最初に作った設計図に誤りがあったり、不具合が生じてしまうようであれば、プロジェクトの成功はおぼつかない。その責任は重大である。この業務こそが、アール・エス・アセットマネジメントの得意とするファンドストラクチャー構築業務に他ならない。
もちろん、この役割を担うには、太陽光発電業界について隅から隅まで知っている必要があり、銀行や投資家からの信用も必要である。これまでに積み上げてきた業界での実績がないと、とても務まらない役割だ。
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