再生可能エネルギーを活用し、安心・安全なインフラへの改革に貢献するRSアセットマネジメントは、これまで太陽光発電設備を中心に日本国内に多くのエネルギー施設を設置してきました。
会社が設立された2013年以降から全国各地で低コストなクリーンエネルギーの供給を目指しつつ、さらに海外への環境ビジネスにも取り組んでいます。
今回はそんなRSアセットマネジメントが築いてきたこれまでの実績や、日本における太陽光発電の発電量などもご紹介していきます。
これからRSアセットマネジメントでの運用を検討されている方や、太陽光発電を含む再生可能エネルギーに注目している人はぜひ参考にしてみてください。
■RSアセットマネジメントの実績
まずはRSアセットマネジメントの実績からご紹介していきましょう。
これまで日本全国に発電設備を設けてきたRSアセットマネジメントは数多くの実績を残しています。
全国の発電施設の合計容量は400MWを超えており、多くのエネルギーを生み出していることが分かります。
・福岡直方案件
敷地面積:48,949㎡
出力規模:2.0MW
完工年月:2013年9月
福岡直方案件はRSアセットマネジメントが最初に完工した案件です。
福岡という日照条件が良い環境で、なおかつ広大な面積に太陽光パネルを設置しているため、出力規模も大きくなっています。
福岡直方案件が完工してから約1年後には長崎南島原案件(1.1MW)が完工しています。
・熊本錦案件
敷地面積:42,281㎡
出力規模:2.2MW
完工年月:2015年2月
熊本錦案件は最初の福岡直方案件と同規模の太陽光発電設備になります。
土地の形が複雑ではありますが、太陽光パネルを使えば土地を有効的に活用できるため、難しい形の土地でも設置することは可能です。
また、熊本錦案件が完工して以降も続々と太陽光発電設備が設置されていき、熊本錦案件も含め20件もの設備が設けられました。
また、最初は九州地方を中心に設置されていたものが、徐々に関東方面や北陸、東北の青森まで設置されるようになっていったのです。
・北海道日高案件
敷地面積:46,000㎡
出力規模:2.7MW
完工年月:2019年1月
北海道日高案件は、RSアセットマネジメントでは初めて北海道に設置された太陽光発電設備です。
北海道は雪が多い地域ですし、何となく「日が短い」という印象を持っている方も多いでしょう。
しかし、北海道の道東エリアは日本全国の中でも比較的日射量が多い地域であり、しかも梅雨がないため春から夏にかけての気候は安定しています。
また、太陽光発電設備は気温が高すぎると発電効率が下がってしまう特徴があるのですが、北海道は平均気温が低いため効率的な発電量を維持できるのです。
このように、これまでRSアセットマネジメントは全国各地に太陽光発電設備を設け、合計容量を伸ばしていることが分かります。
■太陽光発電の発電量は日本と世界でどれくらい違うのか?
現在日本のみならず、世界各国で環境保護のために再生可能エネルギーが着目されており、徐々に太陽光発電施設が増えてきています。
世界全ての太陽光発電導入実績を見てみると、2017年末には400GW、2018年末には500GWを記録しました。
実は原子力発電の導入実績よりも多く、太陽光発電が現在上回っている状態です。
日本は世界各国の中でも太陽光発電の導入に積極的であり、2018年の国別累積導入量を見てみると、1位の中国、2位のアメリカに次ぎ、第3位の実績を持ちます。
中国とアメリカは広大な面積を有しているため、太陽光発電において導入量は増やしやすいのですが、日本のような狭小な島国であっても太陽光発電への導入が積極的に行われていることで第3位にまで浮上しています。
土地が狭小でも太陽光発電を増やせる理由は、水上の太陽光発電設備を有しているためです。
ちなみに第4位はヨーロッパ最大級の太陽光エネルギー研究所もあるドイツ、第5位には年間約300日は晴れていて発電量が多いインドとなっています。
■発電効率が上がる6つの要素
日本では世界第3位の太陽光発電量を誇りますが、今後もより発電効率を高め、狭小な島国でもさらなる太陽光発電量を目指していき、自国の生産だけでエネルギーが賄えるようになるのが理想的と言えます。
RSアセットマネジメントでも将来的に多くの再生可能エネルギー設備を設けることはもちろん、発電効率を高めて運用いていき多くの企業・投資家にメリットをもたらしていくことを目指していますが、具体的にどうすれば発電効率を上げることができるのでしょうか?
発電効率が上がる6つの要素についてご紹介していきましょう。
太陽光パネルの設置面積
当然のことではありますが、太陽光パネルが設置されればその分だけ太陽光をエネルギーへと変換できるため、発電量も増えていきます。
逆に太陽光パネルが1~2枚しか設置できないと、そのパネル分のエネルギーしか生み出せないのです。
太陽光パネルの設置面積を増やすためには、それなりに広大な土地も必要となってきます。
しかし、施工技術が高ければ複雑な形をした土地にも最大限面積を活かして太陽光パネルを設置することは可能です。
太陽光パネルの性能
太陽光パネルの性能が高ければ高いほど、効率的にエネルギーを生み出すことができます。
太陽光パネルというの太陽光をエネルギーに変換しますが、実は受けた分の太陽光を全てエネルギーに変えられるわけではありません。
太陽光の波長の中でも紫外線だけを抽出してエネルギーに変えているのです。
一般的な太陽光パネルの発電効率は15~20%と言われています。
そのため20%以上の太陽光パネルを活用すれば、効率的な発電につながるでしょう。
パネルを設置する時の方角と角度
同じ性能の太陽光パネルを使用したとしても、パネルを設置する時の方角と角度によって発電量に差が生じてしまいます。
方角については、基本的に南側を向くように設置しないと十分な日射量を得られない可能性が高いです。
南向きに設置する場合、角度は30°に調整すると効率的に発電できますが、その土地によって効率的な角度が変わる場合もあるので細かい調整が必要となってきます。
設置する地域
太陽光発電はどの地域にも設置できますが、効率面で考えると発電量に違いが生じてきます。
例えば、山梨県や長野県、静岡県、高知県は年間日射量が多い地域は太陽光発電設備を設置するのに向いている地域と言えるでしょう。
しかし、日射量は高くても気温が高すぎて設置にあまり適していない地域もあります。
日射量がそれほど多くなくても、暑くなりすぎない地域の方が発電量も増える傾向にあるのです。
気候
上記でも紹介したように、太陽光発電設備を設置するなら日射量が多く、なおかつ気温が高くなりすぎない地域の方が適しています。
そのため、気候によって発電効率は大きな影響が出てしまうでしょう。
ちなみに、晴れていれば発電比率は100%になりますが、曇りだと30%、雨だと10%にまで下がってしまいます。
ただし、日射量が少ないドイツでは曇りでも発電効率を高めるために高性能な太陽光パネルの開発・導入を促進しています。
日本の高い技術力を用いて曇りの日でも高いエネルギー変更効率を出せる太陽光パネルが開発されれば、地域に関係なく太陽光発電設備の設置が増えていくことが予想できるでしょう。
周辺環境
太陽光パネルを設置する時は周辺環境にも気を配らなくてはなりません。
例えば日射量が多い地域であっても周辺に建物が多く、影ができやすい場所にパネルを設置しても効率的な発電にはつながらないでしょう。
■RSアセットマネジメントが効率的な発電および運用をサポート
RSアセットマネジメントでは、再生可能エネルギー発電における様々なリスクを最小限に抑え、できるだけ効率的な発電と運用を行うために幅広いサポートを担っています。
ここで、RSアセットマネジメントが行っている各再生可能エネルギー発電における取り組みについてご紹介しましょう。
太陽光発電
RSアセットマネジメントでは、太陽光発電の用地交渉から運用・管理まで一貫したサポートを実施しています。
太陽光発電システムを対象とする土地ごとに適切なものを導入し、企業や投資家への利益も追求しながら開発を進めています。
バイオマス発電
バイオマス発電は環境負荷が低い発電システムであり、今後日本でも増えていくと考えられるものです。
RSアセットマネジメントの場合、安定したバイオマス燃料を確保するためにシンガポールに合弁会社を設立させ、RSアセットマネジメントと東南アジアのパートナー企業との間を取り持ち、バイオマス発電の普及を目指しています。
風力発電
風力発電は時間帯に関係なく、風があれば発電することができる方法です。
効率的に発電量を増やすためにも、風が吹き抜けやすい広大な平野に設置されることが多いですが、RSアセットマネジメントでは小型風力や洋上風力発電の開発も進めている最中です。
この他にも、著しいほどの経済発展が進んでいるアジア各国においてエネルギー問題や環境問題が深刻となっていますが、RSアセットマネジメントでは課題のクリアを目指して大手商社などのパートナー企業と協業し、再生可能エネルギーを用いた環境事業を実施しています。
日本だけでなく世界におけるエネルギー問題・環境問題にも目を向け、RSアセットマネジメントは事業に取り組んでいるのです。
今回は、RSアセットマネジメントの実績や日本と世界の発電量、発電効率が上がる要素などについてご紹介してきました。
日本は現在、有限資源である火力発電に頼り切った状態です。
しかし、RSアセットマネジメントのように再生可能エネルギーへの普及を進める企業によって、日本は将来再生可能エネルギーを中心とした電源構成になっていくことも考えられます。
RSアセットマネジメントの実績は今後も伸びていくと予想されるので、ぜひその動向に注目してみてはいかがでしょうか?
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